町工場を16年経営してきて、これから会社をどうしていきたいか、自分はどんな働き方をしたいかを考えるようになりました。
今は加工の会社を経営しながら、ロボットの会社にも関わっています。それぞれの会社で考えていることと、5年後に送りたい暮らしについて書いてみます。
最初は、会社を大きくしたいと思っていた
独立したばかりの頃は、仕事を増やして、会社も大きくしたいと思っていました。
ところが、加工の仕事を続けているうちに、あまり儲からない仕事だな、と感じるようになりました。仕事をするには高価な機械が必要ですし、必要な設備をそろえ続けなければなりません。
今の加工会社については、無理に規模を広げるより、生活できるだけの利益を残して続けられればいいかな、という気持ちです。
加工会社とロボット会社では、考えが違う
一方、ロボット自動化の仕事は、まだこれから伸びると思っています。こちらの会社は10人から20人くらいにはしたいですね。
協力会社とのつながりも作りながら、自動化の仕事を取っていきたいと思っています。
人を増やして良かったことと、大変なこと

第18話でも書いたように、加工を任せられるようになったことで、私は営業や経営、ロボットの仕事に時間を使えるようになりました。
ただ、人や仕事が増えると、大変になることもあります。私が負担に感じるのは、人間関係や、それぞれの家庭の事情などです。
人それぞれ事情が違いますから、仕事のことだけを考えていれば済むものでもありません。会社を大きくするか考える時には、そうした負担も頭にあります。
売上を追うより、お客様に迷惑をかけたくなかった
「売上は増えるけれど、そこまでやりたくない」と思ったこともあります。
ただ、実際には、売上をどうするかということより、お客様に迷惑をかけないように頑張ろう、という気持ちの方が強かったです。
短納期の依頼に応えているうちに、自然と売上が上がったこともありました。会社の規模をどこまで広げるか、いつも計画通りに決めてきたわけではありません。
支払いができて、休日が取れること
今の私にとって、会社がうまくいっている状態は、売上が大きいことだけではありません。
給料を払える。その他の支払いもできる。銀行への返済にも問題がない。そして、休日が取れることです。
これができていれば、まずはいい状態かなと思います。会社の大きさより、日々の経営と生活がきちんと回ることを大事にしたいです。
5年後は、仕事も暮らしも少し変えたい

とはいっても、今すぐ仕事を減らせるわけではありません。あと数年は、ロボットシステムの営業も、組み付けも、現場作業も、今のようにやらなければならないでしょう。その後は、少しずつ自分の仕事を減らしていきたいと思っています。
5年後には、ロボットの会社で利益が出て、従業員の給与が上がっていたら嬉しいです。ロボットシステムの仕事が増えれば、私の加工会社の売上にもつながります。
私自身の役員報酬も上がってほしいですね。今は働いている時間で割ると、時給500円くらいでしょうか(笑)。
その頃には、子どもたちも社会人になっていると思います。妻とゆっくり釣りをしたり、妻の大好きなガーデニングのお手伝いをしたりして過ごせたらいいですね。
これからは、会社をどうしていくかと一緒に、自分がどんな毎日を送りたいかも考えていきたいと思っています。

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